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  ( 中 央 ア ル プ ス )
  
  
 
第1集  中央アルプス ”空木岳(2,864m)” を登る
  


中央アルプス、空木岳を望む。(日本百名山 深田久弥薯75)
  
  
  
 
 


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 1.中央アルプス ”空木岳” を登る
 空木岳 2,864m
 (うつぎだけ)
 中央アルプス国定公園(木曽山脈)
 日本百名山 深田久弥薯75 
 長野県 駒ヶ根市、飯島町、大桑村
 (撮影 2012.08.25-26)
 (作成 2021.04.15)

 空木岳(うつぎだけ)は長野県駒ヶ根市、飯島町、大桑村にまたがる標高2,864 mの山です。木曽駒ヶ岳山群以外では木曽山脈(中央アルプス)で最も標高の高い山であり、日本百名山に選定されています。
 山頂一帯は花崗岩の岩場であり、その白い砂礫地となっています。空木岳の頂上東側は空木平カールと呼ばれる圏谷地形で、森林限界のハイマツ帯の高山植物の宝庫です。北隣の東川岳からは目の前に立ちはだかるようなピラミッド状の空木岳を見渡せます。

 1960年(昭和15年)から翌年にかけて周辺で見られたライチョウは、その後確認されていませんでしたが、2019年6月に、50年ぶりに雷鳥が発見されヒナの誕生に期待が持たれています。
     (ウィキペディアより)


(Size : 32,842KB) 空木岳、山頂にて 空木岳山頂(正面)を望む。右側は巨石、駒石です
  




 2.池山林道にて



池山林道からの登山道入口です。林道はまだ右側に続いています


池山林道の様子です。右側の案内版の所が登山道入口です 三本木地蔵です。登山道入り口から6分位の所に有りました
< 深田久弥『日本百名山』の執筆と山名の由来について > 
 『日本百名山』の著者である深田久弥が同著を執筆する際、木曽山脈南半分から一つ選ぼうとして南駒ヶ岳と空木岳とで迷った結果、最終的にはわずかに背が高いこと、そして山名の美しさから空木を選んだとのことです。
 山名は、春に麓の伊那谷から見上げた時、空木岳の頂上だけ雪が残っているのが見え、その残雪模様が卯木(ウツギ)に似ているためとされています。また、ウツギの木が多いことも由来であるとする説もあります。    
(ウィキペディアより)




池山林道終点の駐車場です。正面を進むと「空木岳・南駒ヶ岳登山道」の案内版があります
◆クリックでGoogle Map 360度ビューが表示されます




池山林道です
三本木地蔵の道標です。標高1275mの地点です
林道終点の駐車場にある案内版です 池山林道終点、駐車場からの眺めです
       
google地図より(■カーソルセットで写真表示) google地図より(■カーソルセットで写真表示) Google!地図より(■カーソルセットで写真表示)
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(後 記)
 空木岳は、池山尾根コースを通り、駒峰ヒュッテにお世話になり、夕焼け、朝焼けの写真を取る日程で出かけて来ました。途中大地獄、子地獄を通過するコースになっていましたが、登山道は良く整備されていて、安全に山登りを楽しむことが出来ました。

 当日は、林道終点の駐車場まで車は入れませんでした。途中の道幅の広い所に車を止め、入山しました。池山の水場では絶え間なく流れ出る冷たい水にのどを潤し、10分ほどの休息をして出発です。大地獄・子地獄を通過し、森林限界を超え、山頂までの稜線が見え隠れしていました。
 樹林帯を突破してからの尾根歩きは素晴らしいはずでしたが、ガスがわき始め視界が今一つ、それでも13時過ぎから青空が見え隠れし始めましたので、尾根歩きを楽しむことが出来ました。
 駒峰ヒュッテには14時に到着しました。いざ空木岳山頂へ、道標には100mとすぐ近くです。山頂では1時間近くガスの切れ目に見える山々を眺めながら過ごしました。ただ残念ながら夕焼けを見ることは出来ませんでしたが、解放感溢れる駒峰ヒュッテのテラスでの夕暮れのひと時は素晴らしいもので、充実した1日を過ごすことが出来ました。

 翌日は、夜明け前のブルーモーメント、日の出、雲海と素晴らしい景色を堪能しました(詳細は「空木岳の夜明け」のページをみてください)。空木岳の山登りは近年に無い楽しい山登りでした。               
(2021.04.26)

  【 山 行 記 録 】 コース概要 ( 池山尾根コース)
 2012年8月24日(金)
       ~26日(日)
   (1泊3日)
 
●(行き) 自宅(8/24 22:20) ⇒ (中央高速:双葉SA<仮眠1:30~4:30>) ⇒ (駒ヶ根IC)  ⇒ 6:30駒ヶ根高原:林道P

-------------------------------------------------------------------
<8/25(土)>
 林道P6:50 → 8:20池山小屋(水場)8:30 → 10:20(小地獄・大地獄) → 12:25空木平カール分岐12:40 → 13:15駒石13:20 → 14:00駒峰ヒュッテ14:15 → 14:25▲空木岳15:10  → 15:20駒峰ヒュッテ(泊)

<8/26(日) 4時起床>
 駒峰ヒュッテ6:05 → 6:13▲空木岳6:25 → 6:35駒峰ヒュッテ6:45 → 7:05駒石 → 7:25空木平カール分岐 → 8:15迷い尾根8:20 → 9:35池山小屋(水場)9:45 → 10:45林道P

-------------------------------------------------------------------

●(帰り) 駒ヶ根高原:林道P11:25 ⇒ (駒ヶ根IC) ⇒ (中央高速) ⇒ 16:05自宅
 
 8/25:曇り時々晴れ
   26:快晴
 空木岳
   (2,864m)
 駒ヶ根高原 池山林道駐車場
 単独
 天候に恵まれた山歩きでした



登山道入口です「空木岳・南駒ヶ岳登山道」の案内版と正面には「登山者カード箱」が設置されています


googleマップからの画像です。googleマップからコピーしました
■ 画像クリックでgoogle Mapが表示します ■



登山道入口にあります案内版です。立派で味わいがあり、シャレていると思います
 





 3.池山林道(駐車場)から池山小屋にて



登山者カード箱です。この先は本格的な登山道になります



池山小屋・水場に向かって登山道を進みます



池山水場です。空木岳への登山道が続いています
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池山水場のアップです。冷たい水が絶え間なく流れています



池山小屋、水場の道標です。空木岳方向の登山道です。池山小屋まで100mの所です
 、
  4.空木岳登山道を進む



樹林帯の登山道を進む



登山道、尻無にて。池山から1.7㎞の地点です



登山道を進む



登山道を望む
   
 





  5.登山道 ”大地獄”にて



登山道、大地獄(おおじごく)を進む



大地獄を進む。足場はしっかりしていて登りやすいです



大地獄を進む



整備された登山道です。木製の階段です



大地獄と子地獄の間の開けた場所からの眺めです



登山道にて
 
  6.登山道 ”子地獄”にて



子地獄の始まりです。慎重な登りが求められます



子地獄(こじごく)には、梯子が設置され安全に進める箇所もあります



子地獄(こじごく)の鎖場です



登山道脇にて、「トリカブト」です



迷い尾根にて、どこが迷い?と思いましたが、降雪時期に迷いやすい場所とのことです



登山道で見つけた、「シモツケソウ(下野草)」です






  7.登山道にて



整備された登山道が続きます



「ニッコウキスゲ」が咲いていました



お花畑が有りました。手前は「トリカブト(鳥兜)」です。後方は「コバイケソウ(小梅蕙草)」です



登山道を進む



空木平カール分岐点にて。山頂まで2㎞の地点です



空木岳と巨石、駒石を望む



白い花崗岩の巨石、駒石を望む。駒石の横の登山者で石の大きさがわかります



登山道の周りには、白い花崗岩の巨石が点在しています



楽しい、尾根歩きが続きます




登山道にて、「ヤマハハコ(山母子)」です 花崗岩の巨石です 山頂を望む 「ナナカマド」です



池山尾根からの眺めです



駒石を望む。駒石の上の登山者が小さく見えます



巨石、駒石にて



駒石を望む



空木岳、山頂まで続く尾根道が望めます



駒峰ヒュッテを望む






 8.空木岳山頂にて



空木岳、山頂を望む。左側上部に山頂碑が見えます



空木岳山頂(2,864m)を望む。右側は南駒ヶ岳です
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空木岳山頂にて



山頂の三角点と山頂碑です




駒峰ヒュッテを望む 駒峰ヒュッテ、テラスより山頂を望む 駒峰ヒュッテより、山頂までは100mです 空木岳山頂にて



空木岳山頂にて、山頂の道標です。池山までは10㎞の道のりです



山頂より、宝剣岳方面を望む。残念ながらガスで眺望がききませんでした



山頂に咲いていました、「トウヤクリンドウ」です



駒峰ヒュッテを望む



駒峰ヒュッテ、テラスにて
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【 日本百名山 深田久弥著 「75 空木岳(2864米)」より 】

 中央アルプスの北半分に主峰駒(こま)ヶ岳があって、多くの登山者で賑(にぎ)わうが、南半分を訪ねる人はぐっと少なくなる。その南半分の最高が空木(うつぎ)岳である。登山者というロマンテストは美しい山の名に惹(ひ)かれる。心の中に、まだ訪れたことのない、しかしその美しい名前だけは深く刻み込まれている、幾つかの山を持っているものだ。
 私にとって、空木岳はその一つであった。空木、空木、何というひびきのよい優しい名前だろう。もし私が詩人であったなら、空木という美しい顔を畳み入れて、この山に献じる詩を作りたいところだ。
 空木はおそらく植物のウツギから来たのだろう。三千米(メートル)に近い頂上には、もちろんそんな落葉灌木(かんぼく)はない。山の上部がまだ雪で輝いている頃、山麓(さんろく)ではすでにウツギの花ざかりである。その景色から来た名前かもしれない。
                         :
(続きは図書を入手して読んで下さい)





  お気に入り写真



登山道、子地獄の鎖場にて



巨石、駒石を望む



駒峰ヒュッテから山頂へと続く登山道です



駒峰ヒュッテを望む。テラスの解放感が感じられます



山頂にて、「イワツメグサ(岩爪草)」です





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