Ver 5.0-840
日本の歴史を訪ね歩く
  (日本の歴史・日本のふるさとを歩く)
[画像]  国宝 ”青井阿蘇神社” に参拝する
     
  
 
 熊本県人吉市 ”青井阿蘇神社” に参拝する
 青井阿蘇神社
 (あおいあそじんじゃ)
 神社
 (国宝))
 熊本県人吉市
 (撮影 2012.04.30)
 青井阿蘇神社(あおいあそじんじゃ)は、熊本県人吉市にある神社です。地元では親しみを込めて「青井さん」と称されています。

 現存の本殿、廊、幣殿、拝殿の中心的社殿と楼門の5棟は、人吉藩初代藩主相良長毎とその重臣相良清兵衛の発起により、慶長15年(1610年)から同18年にかけて造営されたものです。
この5棟は、平成20年に国宝に指定されています。 
(ウィキペディアより)
 
(Size: 1,399KB) 
青井阿蘇神社 ”楼門” を望む 青井阿蘇神社 ”拝殿” を望む
 青井阿蘇神社 国宝 ”拝殿” を望む
【桃山様式の社殿 (黒塗りで急な勾配が見事な茅葺屋根)】

 青井阿蘇神社の御社殿すべてが黒を基調に漆塗り、細部の木組みに赤漆を塗り、彫刻や模様は極彩色を用いるとともに各所に装飾が施され一般に桃山様式と呼ばれる技法で建てられています。
 なんといっても屋根の棟が高く勾配が急な萱葺き屋根が一番の特徴で、青井阿蘇神社をはじめ、人吉球磨地方にはこのような歴史的建築物が数多く残されています。   
(青井阿蘇神社HPより)
青井阿蘇神社 国宝”拝殿”を望む
青井阿蘇神社 ”楼門” を拝殿前より望む 境内の様子です。赤い鳥居は青井稲荷神社です
           
 青井阿蘇神社 ”境内” 散策する
  
 【青井阿蘇神社 三柱の神々】

 今から1200年前の大同元年(806年)に神社が創建されました。
阿蘇の広大な原野を開拓し、その守り神として阿蘇山のふもとに鎮まる阿蘇神社の御祭神十二神のうち、三神の御分霊が、重陽の日9月9日に青井阿蘇神社に祀られたのです。
御祭神の名は、初代の天皇である神武天皇の孫にあたられる健磐龍命(たけいわたつのみこと)、その妃の阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、お二人の子供の國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)の三柱の神々です。
この開拓の守護神である阿蘇神社の神々を祀り、ご加護を受けながら人吉球磨地方の開拓が営まれ、安住の地を整えていったのではないかと思われます。  
(青井阿蘇神社HPより)

 
青井阿蘇神社 国宝”楼門” を望む。右側は”拝殿”です。
左より、国宝”拝殿”、”弊殿”、”本殿”を望む 写真上:境内の様子です
   下:国宝弊殿(へいでん)を望む
写真上:国宝 ”本殿” を望む
   下:国宝 ”拝殿”、”弊殿”、”本殿”を望む
 青井阿蘇神社 ”桜門より境内” を望む
青井阿蘇神社 ”楼門”より、”本殿”を望む
”楼門”を入口正面より望む  駐車場から”青井神社”への入口です
 青井阿蘇神社 ”御神木” を望む
青井阿蘇神社”御神木”を望む。左側は青井大神宮です。 
 
  青井阿蘇神社 ”拝殿” を望む
■ 国宝 ”拝殿”をアップする ■
”青井大神宮”と”御神木”を望む  駐車場よりの手水舎です 
【青井大神宮】
”青井大神宮”正面からの様子です 青井大神宮、案内板です 祭壇です 青井大神宮にて
 
  ”青井阿蘇神社”  案内
【 鎮座地 四神(霊獣)に護られた選ばれた土地】

 青井阿蘇神社の鎮座地は、「南方の池は神様の姿を写すであろう、北方は人々の騒がしい生活を阻むであろう、東方の高く聳える城郭は猛族の進入を阻むであろう、西方にひろがる林は暴風や火災を防ぐであろうからこの場所は神を祀るに最もふさわしい場所なのである。」と、古い棟札に記されています。また別の見地から、風水思想の「四神相応(ししんそうおう)の地」として考えることができます。
四神とは、青龍(せいろう)・朱雀(すざく)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)という霊獣で、この四神に護られた池こそ富に恵まれ子々孫々まで繁栄する「未来永劫の吉祥の地」であるという考え方です。
 東方を守護する青龍は川に棲み、南方を守護する朱雀は池に棲み、西方を守護する白虎は道に棲み、北方を守護する玄武は山に棲むとされていますので東に川、南に池、西に道、北に山で囲まれた地こそが四神に護られた地、すなわち四神相応の地なのです。
平安京の都は東に鴨川、南に巨椋池、西に大路、北に北山と四神相応の地につくられました。それから間もない12年後の大同元年に、東に球磨川・山田川、南に蓮池、西に大路、北に村山と平安京にも似た地形の場所に神社が創建されたのです。
1200年前に都と人吉球磨の考え方に差が無かったとうのは驚きです。  
(青井阿蘇神社HPより)

禊(みそぎ)橋を望む (■カーソルセットで青井阿蘇神社の境内見取図が表示されます)
青井阿蘇神社 禊橋より”楼門” を望む ”国宝 青井阿蘇神社”碑 を望む
駐車場を望む 弊殿を望む  境内にて   境内にある案内板です
Yahoo!地図より ■カーソルセットで航空写真の表示 ■カーソルセットで航空写真の表示
後  記

 青井阿蘇神社は、旅行雑誌を見て初めて知りました。九州の土地勘はあまりありませんでしたので、九州の中央部にある”国宝の神社”とはどういうものなのか興味を持ちました。

 国宝ということだけで事前の知識も無いまま訪れてきました。茅葺の比較的小じんまりとした神社でした。ただ、その歴史は1200年前にさかのぼり、神社の建て屋(国宝指定)も400年前に建造されたものとのことです。当時の建物がそのまま残っていることは非常にめずらしいこととのことです。
 また御神木の巨大さにビックリさせられました。地上1mで二股に分岐しているせいかもしれませんが、圧倒的な存在感が有りました。

最後に東北生まれの私には、九州の地の歴史の深さをを改めて感じさせてくれました。   
(2012.06.09)
 



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