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Ver.4 
世界遺産を訪ねる・歩く
( ト ル コ )
[画像]  No.8 世界文化遺産   トプカプ宮殿 ”ハレム (Harem)”
寵妃たちが暮らした建物を望む
 トプカプ宮殿 ”ハレム” を歩く
 『イスタンブール歴史地域』
 (トプカプ宮殿)
 世界文化遺産 (1985年)
 トルコ イスタンブール市
  (撮影 2010.11.01)
 トプカプ宮殿(Topkap Saray)は、15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主が居住した宮殿です。イスタンブル旧市街のある半島の先端部分、三方をボスポラス海峡とマルマラ海、金角湾に囲まれた丘に位置します。

 トプカプ宮殿のハレムには多くの女奴隷が集められ、最盛期には1000人を越えたと言われています。宮殿に上がる前にはアラビア語の読み書きに始まり、歌舞音曲、礼儀作法、料理、裁縫などの教養を身に着けた後、カリエ(侍女)として皇帝に仕えたとのことです。  (ウィキペディアより)   
(Size : 1,150KB)  スルタンの大広間 ハレムの寵妃のたちの居室を望む
 ハレム(禁止)に入る (1)
”馬車門”からの風景(黒人宦官の部屋前、奥は”メシュクハーネの門”) (■カーソルセットでハレムの案内図が表示されます)
ハレム入口 黒人宦官の部屋 ハレム案内板です
黒人宦官の部屋前の中庭
ハレムへの門、入口です カリエ(侍女)の中庭と住居 ハレムのメインゲート”メシュクハーネの門”です
※カリエは、スルタンに奉仕させるため奴隷として買われたきた女性たちの総称とのことです。  
 ハレム(禁止)に入る (2)
 スルタンの浴室(左手のいすに座りお湯をかけてもらうとのことです)
スルタン母の部屋 当時のハーレムでの生活(女官たちの等身大人形) ムトラ3世の部屋
 ”ムラト3世の広間” と 美しきイズニックタイル
【トルコの芸術 イズニックタイル】

 イズニックタイルとはイスタンブール近郊のイズニックで造られたタイルです。
イズニックでのタイルの歴史はビザンチン時代に始まりオスマントルコ帝国時代の15〜17世紀に頂点を極めました。その色の美しさや質の高さ、耐久性は他に類を呼ぶものがなく、世界に誇れるトルコの芸術となっています。瑠璃色の深い青、ターコイズブルー、エメラルドグリーンそして血のような赤。 もともとイズニックタイルの色は白と青でしたが次第に青色の種類が増えてゆき最後に赤が誕生しました。この赤は盛り上げ塗りにされており、その色はイズニックタイルの他には真似することができないほど輝く鮮明なもので、長年学者達が研究しつづけている色であり、その微妙な色感は専門家によって絶賛されています。
   (JP-TR 日本-トルコ HPより)
 
 ムラト3世の広間(大理石を彫った泉と上部は青と赤のイズニックタイル)
※左右の凹み部分は厨房から運ばれてきた食事を保温しておくためのものとのことです。
ムラト3世の広間(イズニックタイルが美しい) アフメット3世の食堂(果実の間)  ムラト3世のサロン
 ハレムの天井と明かり採り
天井の外光(1)
タイルの間の天井
天井の外光(2) 皇帝の間の天井です
 ”スルタンの大広間” の風景
【ハレムの生活】

 ハレムでの生活は、皇帝の寵愛を受けることが出来たカリエたちは側室として私室が与えられ、ハセキ(寵姫)、カドォン(夫人)などの尊称が与えられていたとのことです。さらに後継者となりうる男子を産めばハセキ・スルタンと呼ばれましたが、身分は奴隷のままであったと言われています。  
■ スルタンの大広間 (THE IMPERIAL HALL) ■
  
        
 トプカプ宮殿 ”ハレム” 案内
 一般的にハレム(トルコ語harem)とは、イスラム社会における女性の居室のことで、この名称がトルコ語からイスラム世界の外側の諸外国語に広まったものとされています。ハレムの原義は「禁じられた場所」という意味で、男性は、その女性の夫・子や親族以外、立ち入り禁止でした。  (Wikipediaより)
寵姫たちの住まい付近からの風景
寵姫たちの住まいの広場 皇子たちの住まい 寵姫たちの住まい
  
       王子の学習室の床 スルタンの大理石の浴室(1) スルタンの大理石の浴室(2) ”廃皇帝の間”にて
Google!地図より ■Zoom ■Zoom
後  記
 日本でのハーレムと言う言葉は日本で一人歩きをし、現在の意味となった言葉とのことです。今回ハレムの発祥場所の見学は、観光の推薦ポイントということだけではなく、そういった意味も含め楽しみな観光でした。
 ハレムは何時頃から設けられたのかは定かではないらしい。歴代スルタンの好みにより増改築が繰り返され、火事、地震による崩壊等の修復などもあって、内部の構造は複雑になっていました。観光の道順に従いの観光ですが、事前にポイントを調べていかないと見逃してしまそうな感じでした。
 今は人気が無く生活感の無い場所となっていましたが、その分イズニックタイルの美しさがいっそう引き立っているように思えました。このイズニックタイルの美しさにはビックリさせられました。黄金色のコーランの一説とタイルの美しさには、感動ものでした。これを見られただけでもここを見学できた価値があると思いました。
 (2010.12.19)


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