Ver.4 
世界遺産を訪ねる・歩く
( ト ル コ )
[画像]  No.1 世界文化遺産  トロイの古代遺跡
1975年に復元された木馬を望む。当時の大きさを再現しているといわれています。
 世界文化遺産 ”トロイ遺跡” を歩く
 トロイの古代遺跡
 世界文化遺産
 (1998年登録)
 トルコ (ダーダネルス海峡西端のチャナッカレ近郊のヒッサリクの丘)
  (撮影 2010.10.28)
 トロイ遺跡は、トルコ西部、エーゲ海を数キロ先に見渡す丘に有ります。ドイツの実業家ハインリッヒ・シュリーマンが1870年から3年を費やして掘り当てた遺跡です。古代ギリシアの詩人ホメロスの英雄叙事詩『イリアス』によれば、トロイは王妃ヘレネをめぐり、ギリシアと10年におよぶ戦争(トロイ戦争)となり、「トロイの木馬」の計略により、一夜にして陥落した伝説の都です。シュリーマンは、神話上の都市と考えられていたトロイの実在を信じ、私財を投じて発掘に成功しました。 (阪急交通社HPより)   
(Size : 1,133KB)  シュリーマンが初めて遺跡を発見した場所 トルコ政府が再現した木馬が設置されています
 トロイ戦争当時の城壁と門 ”東の塔と城壁跡(第6市)”
 トロイは幾度もの戦争や火災、地震により滅んでは、新しい城市を作ってきました。このために遺跡は、第1市から第9市までが複雑に重なりあっています。現地ガイド版も年代ごとに色分けされた案内版になっています。ここは九つの時代の遺跡が複雑に重なり絡み合っている遺跡です。
  ○第1市 ・・・ 紀元前 3000〜2600年
  ○第2市 ・・・ 紀元前 2600〜2300年
  ○第3・4・5市 ・・・ 紀元前 2300〜1900年
  ○第6市 ・・・ 紀元前 1900〜1300年
  ●第7市 ・・・ 紀元前 1300〜900年
            1300〜1200年トロイ戦争の時代。戦争敗退で城市は消滅。
  ○第8市 ・・・ 紀元前 900〜350年。
  ○第9市 ・・・ 紀元前 350〜紀元400年  
(ろまねすくトルコ紀行 HPより)
東の塔と城壁跡(第6市)を望む (■カーソルセットでトロイの第6市のイメージ図(博物館で撮影)が表示されます)
東の塔と城壁跡(1) 東の塔と城壁跡(2) 小さめの石を積み上げた城壁です
 ”プリアモスの財宝” の発見場所 (第2市)
 シュリーマンが財宝を掘り当てたのは、この第2市からとのことです。第2市は、紀元前 2600〜2300年で、最初の繁栄期といわれています。高度な文明の跡があり陶器や金・銅製品などが発見されています。侵略してきた外敵により滅亡したとのことです。   
第2市跡(風化防止のため屋根がかけられています)
          
 ”シュリーマンが初めて遺跡を発見した場所(第1市)” (The Schliemann Trench)
 シュリーマンが初めて遺跡を発見した場所(第1市)の風景
溝の上部 第1市 (住居跡)  The Schliemann Trench
 舗装された坂道 (第2市)の風景
トロイ遺跡として保存状態がものすごく良いと思いました (舗装された道(第2市))
第2市の風景 聖域(第9市の風景(1)) 聖域(第9市の風景(2))
聖域(第9市) 手前の高い壇は生贄を捧げる台とのことです
 ささやかな”オデオン(小劇場)” の風景
【ローマ時代に造られた小劇場】

 オデオンは出口の近くにあり、回りには壊れた大理石遺跡が沢山並べられてあります。この中にオデオン(小劇場)があります。音楽堂として使われていたようです。客席も少なくささやかな感じです。当時は木造の屋根で覆われていたといわれています。
   (ろまねすくトルコ紀行 HPより)
■ オデオン(小劇場)の風景(1) ■
  
オデオンの近くにある浴場跡 舗装された坂道に続いている道(溝)を望む オデオン(小劇場)の風景(2)
 ”トロイ遺跡” 案内
 トロイ遺跡は、1870年ハインリッヒ・シュリーマンによって発掘が行われるまでは神話上の架空都市にすぎないというのが一般的な概念でした。
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 トロイの遺跡は紀元前3000年の初期青銅器文明のころから、ローマ時代の紀元前334年までとなっており、およそ5000年前からの遺跡となります。この中でホメロスが描いたプリアモス王(トロイ最後の王)のトロイは一般的に「第Za市(紀元前1275〜1240年)」と言われています。
 しかしトロイ戦争(紀元前1200年頃)そのものが有ったのか、どうかはまだ解っていないとのことです。  
     
小オデオンの前にある大理石の遺跡
博物館の横に展示されている壺と配管 名小オデオンの近く、大理石の遺跡 大理石の遺跡の一部です
  
国旗(博物館にて)     トロイの遺跡の年代層 オデオン(小劇場) 第8市はずれからの風景 トロイの木馬にて
Google!地図より ■Zoom ■Zoom
後  記
 トロイの遺跡は直径約600m程の小さな城塞です。東の塔と城壁跡からの見学でした。最初に感じたことは城壁の石が思いのほか小さく、この造りで敵からの侵略に防御できたのかと思いました。ただその先の第8市の辺りでは長方形の大きな石が散乱していました。さらに進むと第2市跡では、赤いレンガ造りの建築物と石一つとっても紀元前3000年からの歴史が感じられるところでした。
 ネットでは、観光には何もなく不向きな場所、退屈な場所等の書き込みが多かったのであまり期待はしていませんでしたが、個人的には、トルコ最初の遺跡観光とのこともあり、大きな建造物の遺跡が無くとも、シュリーマンの想いや紀元前の歴史を知ることで大変楽しい場所であると思いました。

 この地にはどんな民族が住み、
どんな生活をしていたのか想像はつのるばかりです。新たな発見・発掘を期待したいと思います。
  (2010.12.16)
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