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【日本百名山 深田久弥著 「59 乗鞍岳」より】 |
戦後、頂上まで登山バスの通じたことは一つの驚異であった。街を歩く格好で三千米の雲の上を散歩出来ようとは、誰が予想しただろう。しかし自動車道路がついたために、その道路から外れた所は却って寂れて、本当に山の好きな者に静かな場所を残してくれることになった。
現在、夏の頂上はちょっとした繁華街のおもむきを呈しているそうだが、(私はまだ知らない)、しかし乗鞍の全体は、バス道路くらいで通俗化するようなチッポケなマッスではない。これほどの豊かさと厚みを持った山も稀である。四ッ岳から大丹生(おおにう)岳、恵比須岳、富士見岳、乗鞍主峰と続く広大な山域には、多くの山上湖があり、森林があり、高原がある。
ただ頂上を極めるだけでは倦(あ)き足らない人、そこの湖沼や森林や高原に暇をかけてさまようことに楽しさを見出す人、 −−−私の言う乗鞍信者が多くはロマンティストであるのもそこから来ている。変化のある風景と情趣とは、この山においては無尽である。
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乗鞍岳の夜明け (大黒岳にて、時刻4:42) <■カーソルセットで”三本滝”の現地案内板が表示されます> |
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乗鞍岳 ”宝徳霊神”より、剣ヶ峰を望む。振り返るたびに美しさが広がります。 |
位ヶ原山荘にて休息。沢山のサイクリストが登って行きました、この登りをすごい! |
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ご来光バスに合わせ、駐車場でテントで仮眠をとる |
この先一般車両通行禁止望、三本滝前にて |
乗鞍 ”大黒岳”山頂にて
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”湯けむり館”、すばらしい温泉でした
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Yahoo!地図より |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
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後 記 |
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乗鞍の山は、畳平(2,700m)から乗鞍岳最高峰剣ヶ峰(3,026m)までは急登も無く、360度のパノラマを楽しみながらの歩きでした。天候にさえ恵まれれば、日本の三千メートル級の山歩きが安心してできる山と思いました。
剣ヶ峰から大雪渓、宝徳霊神、位ヶ原(2,350m)、三本槍と下山しましたが、振り返るたびに大雪渓と乗鞍の美しさ、雄大さを感じることができました。そしてこの山の大きさ、広さを身に持って感じることができました。
次回来る時は、ご来光バスにするか、それともじっくりとテント泊で歩きまわるか楽しみが尽きない感じの山です。大黒岳山頂から北アルプス、南アルプスの夜明け眺めながらのご来光バスの企画はたまらない企画と思いました。 (2012.03.21)
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内 容 |
コース概要 【登山口コース】 |
日程 |
2011年 7月15(夜)〜17日 |
●(行き) [7月15〜16日]
自宅22:45 ⇒ (加平IC) ⇒ (中央高速) ⇒ 4:30諏訪SA ⇒ 松本IC ⇒ 5:20新中の湯登山口P5:48→ 8:33▲焼岳9:30 → 11:45新中の湯ルート
登山口P12:00 ⇒ 乗鞍高原観光センター (昼食・温泉・駐車場テント泊)
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[7月17日] (起床2:40)
3:15乗鞍高原観光センター3:35 ⇒(ご来光バス) ⇒ 4:30畳平(手前コル) → 4:40△大黒岳6:00 → 6:20畳平6:30 → 6:45△富士見岳(2771m)6:50 → 7:15肩の小屋 → 8:00▲剣ヶ峰(3025m)8:30 → 9:05肩の小屋9:10 → (大雪渓) → 9:40肩の小屋口9:45 → (宝徳霊神) → 19:32位ヶ原山荘10:45 → 12:00三本滝分岐12:10 → 12:35■三本滝13:00 → 13:15三本滝(バス停)13:45 ⇒(バス)⇒ 14:05乗鞍高原観光センター
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●(移動・帰り) 観光センタ※昼食・温泉入浴)16:00 ⇒ 17:15[松本城]18:00 ⇒ (中央高速) ⇒ 加平IC ⇒ 3:05自宅 |
天気 |
快晴 |
山名 |
乗鞍岳 (のりくらだけ) |
山域 |
飛騨山脈(ひださんみゃく) |
入下山地 |
入山:観光センタ⇒畳平
下山:三本滝⇒観光センター |
メンバー |
単独 |
メモ |
日帰り |
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雲海に浮かぶ、南アルプスの山々を望む |
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