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【日本百名山 深田久弥著 「59 乗鞍岳」より】 |
戦後、頂上まで登山バスの通じたことは一つの驚異であった。街を歩く格好で三千米の雲の上を散歩出来ようとは、誰が予想しただろう。しかし自動車道路がついたために、その道路から外れた所は却って寂れて、本当に山の好きな者に静かな場所を残してくれることになった。
現在、夏の頂上はちょっとした繁華街のおもむきを呈しているそうだが、(私はまだ知らない)、しかし乗鞍の全体は、バス道路くらいで通俗化するようなチッポケなマッスではない。これほどの豊かさと厚みを持った山も稀である。四ッ岳から大丹生(おおにう)岳、恵比須岳、富士見岳、乗鞍主峰と続く広大な山域には、多くの山上湖があり、森林があり、高原がある。
ただ頂上を極めるだけでは倦(あ)き足らない人、そこの湖沼や森林や高原に暇をかけてさまようことに楽しさを見出す人、 −−−私の言う乗鞍信者が多くはロマンティストであるのもそこから来ている。変化のある風景と情趣とは、この山においては無尽である。
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乗鞍岳頂上小屋より、剣ヶ峰頂上を望む |
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蚕玉岳(2,980m)より、権現池を望む |
蚕玉岳(2,980m)より、剣ヶ峰頂上を望む |
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乗鞍本宮と鳥居を望む |
剣ヶ峰頂上の三角点、四方の石にまもられています |
乗鞍岳”剣ヶ峰”山頂にて |
乗鞍本宮の様子です |
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Yahoo!地図より |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
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後 記 |
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乗鞍へは、学生時代に学友の清水さんとユースホステルに泊まりながら来て以来で、実にあれから30数年ぶりの乗鞍でした。当時の記憶はほとんどなく、最後に白骨温泉で温泉につかり、帰った程度しか残っていませんでした。
今回は、乗鞍高原から”ご来光バス”で上がり、天上の風景とご来光を楽しみ、その後は、じっくりとゆっくりと山歩きをする計画できました。
大黒岳山頂から北アルプス、南アルプスの雄大な夜明けを心を洗われるような思いで眺め、楽しむことができました。そして朝日に誘われた雷鳥の親子がチョコマカと無心に遊ぶ姿を眺め、自然の雄大さをあらためて感じさせてくれました。
剣ヶ峰までは、苦しい登りも無く、天候にも恵まれたこともあり、まことに気持ちのよい尾根歩きが続きました。乗鞍岳最高峰から眺める北アルプスの山々、木曽の御岳山と雄大な景色にただただ感謝するのみでした。 (2012.04.20)
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内 容 |
コース概要 【登山口コース】 |
日程 |
2011年 7月15(夜)〜17日 |
●(行き) [7月15〜16日]
自宅22:45 ⇒ (加平IC) ⇒ (中央高速) ⇒ 4:30諏訪SA ⇒ 松本IC ⇒ 5:20新中の湯登山口P5:48→ 8:33▲焼岳9:30 → 11:45新中の湯ルート
登山口P12:00 ⇒ 乗鞍高原観光センター (昼食・温泉・駐車場テント泊)
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[7月17日] (起床2:40)
3:15乗鞍高原観光センター3:35 ⇒(ご来光バス) ⇒ 4:30畳平(手前コル) → 4:40△大黒岳6:00 → 6:20畳平6:30 → 6:45△富士見岳(2771m)6:50 → 7:15肩の小屋 → 8:00▲剣ヶ峰(3025m)8:30 → 9:05肩の小屋9:10 → (大雪渓) → 9:40肩の小屋口9:45 → (宝徳霊神) → 19:32位ヶ原山荘10:45 → 12:00三本滝分岐12:10 → 12:35■三本滝13:00 → 13:15三本滝(バス停)13:45 ⇒(バス)⇒ 14:05乗鞍高原観光センター
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●(移動・帰り) 観光センタ※昼食・温泉入浴)16:00 ⇒ 17:15[松本城]18:00 ⇒ (中央高速) ⇒ 加平IC ⇒ 3:05自宅 |
天気 |
快晴 |
山名 |
乗鞍岳 (のりくらだけ) |
山域 |
飛騨山脈(ひださんみゃく) |
入下山地 |
入山:乗鞍高原観光センタ⇒畳平
下山:三本滝⇒観光センター |
メンバー |
単独 |
メモ |
日帰り |
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”ネェネェお母さん”と親子の会話が聞こえてきそうです |
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