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      日本の山に登る・山を歩く
巻道ルートより鷲羽岳を望む  
   
(撮影 : 2009年09月20日) 
  

 北アルプス ”鷲羽岳 (2,924)”        (長野県:大町市、富山県:富山市)
 
 
 鷲羽岳(わしばだけ)は北アルプスの山である。標高2,924m、日本百名山の一つになっています。南東北アルプスのほぼ中央部、黒部川の源流に位置し、「裏銀座」と呼ばれる 縦走路上にあります。山頂からの展望が非常に良いため、登山口からは通常2日はかかる奥地にも関わらず夏期は登山者が多い。(ウィキペディアより)
 
  


双六小屋キャンプ場と鷲羽岳を望む
 
 
鷲羽岳の山容
 鷲羽岳の山容はどこから見てもピラミッド型で美しい。誰でも一度その姿を目にした者は忘れることはできない山です。なお、山頂南東側には鷲羽池と呼ばれる小さな火口湖があります。   (信濃毎日新 信州山岳ガイドHPより)
三俣峠より鷲羽岳を望む 鷲羽岳山頂を望む
  
  
 

 双六小屋より ”鷲羽岳” を望む
 
 
 
双六小屋より鷲羽岳を望む
 
 


双六小屋キャンプ場にて


双六小屋と双六岳


鷲羽岳・水晶岳を望む



 
 
 

 ”鷲羽岳” を望む                           
 
三俣山荘と鷲羽岳を望む
鷲羽岳と水晶岳 双六山頂付近で合った雷鳥 三俣峠より鷲羽岳を望む
  
  
花見平付近より、鷲羽岳(中央)、樅沢岳(右)を望む
 
  

 
 ”三俣山荘”にて
 
  
 三俣山荘からビールを片手に眺める槍は本当に素晴らしい。穂高側からゆっくり流れる雲をぼんやりと眺め、至福の時を過ごすことができました。ここでは日常生活の心の浄化をすることができました。これも天候に恵まれてこそできることだと思いました。
  
  


三俣山荘からの眺望
 
三俣山荘と鷲羽岳を望む 上:神楽峰にて 中:雷清水にて 下:神楽峰を望む
 
 

 登山道で見つけた”草花”
 
  
 
ヨツバシオガマ(四葉塩竃)
ミヤマシシウド
ウラジロタデ
    
  
  
  
  
 

 ”鷲羽岳” 山頂より
  
  
 本意ではないにしろ、山に優劣をつけて有名になったのが深田久弥の“日本百名山”である。
 裏銀座コースの山々は標高も高く、北ア全体の芯の所にあるため奥深く、他県ならばとっくに百名山に入っていると思われる山々が並んでいるが、残念ながら入っているのは鷲羽岳ひとつだけである。 その理由を、雄々しく美しい山の形と、山項の南東下にある鷲羽池といわれる火口湖に投影する槍ヶ岳の姿だ、と書いている。槍ヶ岳を最も高く美しく気品をもって眺められる唯一の場所と絶賛している。 (信濃毎日新 信州山岳ガイドHPより)
  
  
  
山頂より鷲羽池、槍ヶ岳を望む (拡大 山頂より(中:笠ヶ岳  下:黒部五郎岳)
黒部五郎岳を望む 鷲羽岳山頂にて 鷲羽岳山頂にて
  
 
 
 

 北ア裏銀座コース ”鷲羽岳” 案内
  
  
 【日本百名山 深田久弥著 「53 鷲羽岳」より】
 北アルプスの山名は、立山、薬師、笠、槍などの著明なものを除くと、明治末年近代登山のパイオニアたちが、案内の猟師たちから聞いて名づけたものが多い。ところが鷲羽岳は、今から、二百七十年前、元禄十年(1697年)の奥山廻りの記録以来その名が現れているのである。当時は鷲ノ羽ヶ岳と言った。鷲羽岳と変ったのは文化年代以後であった。
  初め鷲羽岳とは今の三ッ俣蓮華岳を指していた。そこは三国の御境目であったから、名前の存したのは当然だろう。ところが文政の頃の記録に、その三国境の鷲羽岳の東北方にある顕著な一峰に東鷲羽岳の名が現れた。現在の鷲羽岳はその東鷲羽岳である。しかしこの峰にはもと竜池ヶ岳という名前が存在していた。竜池は現在の鷲羽池である。
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もう今となっては元の正しさに返すことはできまい。それに旧鷲羽岳(現三ッ俣蓮華岳)は根張りの大きい堂々とした山であるが、山容の俊秀な点では、旧東鷲羽岳又は竜池ヶ岳(現鷲羽岳)の方がそれを凌駕(りょうが)し、標高もそれより高い。鷲羽の本家はこちらが適当かもしれない。
  
  
 
   
 
  
新穂高温泉 わさび平小屋にて  雲尾坂 鏡平山荘にて 山頂にて   鷲羽池を望む
 
 
Yahho!地図より ■Zoom ■Zoom
 
 
 
後 記
 
 今回初めて新穂高温泉から入山しました。鏡平までのワクワクドキドキの歩き、双六小屋キャンプ場での満天の星空の中での一杯、そして晴天の穂高連峰の雄姿と堪能することができました。前回は、薬師沢小屋から三俣山荘、西鎌尾根経由で槍ヶ岳へ向い、先へ先へひたすら歩く山歩きでしたが、今回は自分の思いのままの時間を持ち、のんびりと過ごした山歩きでした。下山は三俣蓮華岳、双六岳は風雨に逢い震えながらの下山ととなり、9月とはいえ北アルプスの厳しさを味わいました。
 今回は、新穂高温泉からの入山の素晴らしさを味わうことができました。道路事情もよくなり、次回もここから入山したいと思います。 
(2009.9.22)

 
 
 
【新穂高温泉から鷲羽岳へ】 コース概要
 日程  2009年9月19日〜22日 ●(行き)  自宅  ⇒ 松本IC  新穂高温泉駐車場(1:10)仮眠 
     

◇初日◇  ----------------------------------------------------
駐車場(山の上)(6:20)  新穂高温泉バス停(7:10)  わさび平小屋(8:40)  水場(10:25) → シシウドガ原(12:05) → 鏡平(14:05) → △弓折乗越(15:50) → 双六小屋キャンプ場(17:35) <泊>
◇二日目◇----------------------------------------------------
 
双六小屋キャンプ場(6:15) → 巻道ルート →  (9:25)三俣蓮華キャンプ場(9:50) → (11:15)▲鷲羽岳2924m(12:55) → 三俣山荘(14:10) 三俣蓮華キャンプ場<泊>
◇三日目◇ ----------------------------------------------------
三俣蓮華キャンプ場(5:55) → 稜線ルート → △三俣蓮華岳2841m(6:50) → △双六岳2860m → 双六小屋(9:30) → 弓折乗越 → 鏡平山荘(12:05) → シシウドガ原(13:10) → 水場(14:50) → わさび平小屋(15:35) → 新穂高温泉バス停(17:00) → 駐車場(山の上)(18:45)

       ----------------------------------------------------
●(帰り)  駐車場(19:15) ⇒ 松本IC ⇒ 八ヶ岳PA:仮眠(24:00) ⇒ 自宅(4:00)
 山名  鷲羽岳
 山域  飛騨山脈(北アルプス)
入・下山地  新穂高温泉
 メンバー  単独 
 メモ  テント泊 
 
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